煙か土か食い物
舞城王太郎の作品を前から読んでみたいと思っていた。そしてちょっと前にこの作品を読んだのだ。
「煙か土か食い物」
本を買う時、最初に新刊のコーナーをうろうろし、タイトルの面白そうなものから手に取ってぱらぱらぱらとつまみ食いをして買うかどうか決めるんだけど、これは一発で「読もう」という気になった作品なのだ。
「世界は密室でできている」とどっちを先に読もうかとほんの少し考えたが、なんたって第19回メフィスト賞を受賞したデビュー作品から読むべきだろうと考え、「煙か土か食い物」を購入。この本は大半を病院の待ち合いで読んだという少し思い出深い本なんだけど、内容は病院の待ち合いで読むにはちと刺激的すぎる。
読んでいて圧倒されるスピード感。何度も振り落とされてしまうが、その都度食らいついて読んだ。文体も全く新しい。好きな人は好き、嫌な人はいやって作品だと感じた。
文壇も二分しているらしい。
覆面作家だということもなんだか怪しくていい。とにかく16ビートで全編駆け抜ける勢いの文章が続いていて読むのには体力がいること間違いなしだけど、私は非常に面白かった。決してさわやかではないし、グロイ部分もあるし、ハッピーエンドかどうかわからないし。でもおもしろいんですなあ。
洋書のようなカバーデザインがよさげな新書なのだ。
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